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認定こども園への転職で知っておきたいポイント

こども園

専門学校、大学、通信制度で保育士資格を取得し数年働いてから転職をしようとしたら周りに認定こども園が多くなったと感じる保育士さんも多いかと思います。数年前の転職相談では保育業界での人材紹介が少なかったですが、今では徐々に認知度も上がってきております。コンサルタントの情報交換会(オフ会みたいなものです)でも「こども園の相談が多くなった」「求人が多くなった」と口をそろえていっています。

認定こども園とは?

平成18年から待機児童問題解消を目指して導入された制度であり、保育所機能である保育機能と、幼稚園機能である教育機能が一体化した施設です。導入から8年以上経ちますが、まだまだ導入に踏み切れない園も多数あります。
認定こども園では、親の就業の有無や保育の必要性の有無にかかわらず、0歳から就業前までの幅広い年齢の子供が利用できるため、異年齢交流を通し、子供が集団のルールやマナーをより身につけやすい環境になっています。

また、認定こども園は、幼保連携型、幼稚園型、保育所型、地方裁量型の4つのタイプに分かれています。

幼保連携型 幼稚園及び保育所等の施設・設備が一体的に設置、運営されているタイプ
幼稚園型 認可された幼稚園が保育所的な機能を備えたタイプ
保育所型 認可された保育所が幼稚園的な機能(幼児教育)を備えたタイプ
地方裁量型 都道府県の認定基準により認定されたタイプ

タイプによって運営方針(教育重視、保育重視)も変わってきますので入職する前に確認する事をおすすめします。

認定こども園で働く職員の給与はどのくらい?

公立の正規雇用の場合は公務員としての採用となるため、地方公務員に準拠した金額となります。私立の場合は個々の運営施設が定める金額となるため、給与にばらつきがあります。全体的な給与水準としては、保育園と大きな差はないようです。

と3つの求人案件を抜粋してみましたが、平均して月収16万円〜20万円、ここに賞与が追加される形が多いです。私の知人の保育園では賞与が夏、冬、年度末と3回に分かれておりますので、その辺りもしっかり確認すると良いでしょう。

保育教諭が大活躍

『認定こども園で働くには、保育士免許及び幼稚園教諭資格を両方取得していることが望ましい』
保育士免許は幼稚園教諭資格よりも取得しやすい資格ですが、幼稚園教諭資格は資格を取得できる教職課程がある大学または短期大学で必要単位をとるか、保育士として3年かつ4320時間以上の実務経験を経た上で、大学で8単位分の講義を受け、各都道府県教育委員会における教職員検定に合格する必要があります。

なお、幼保連携型の認定こども園では、保育士免許及び幼稚園教諭資格の併用が必須となっています。その他の認定こども園は、併用が望ましいとされています。
この二つの資格を有する人は『保育教諭』と呼ばれています。

広がりつつある認定子ども園

運営側・保護者側からすると、メリット・デメリットが共存しているこの認定こども園ですが、現場職員にとってメリット・デメリットは通常の保育所・幼稚園で働くことと変わりがないように思います。しかし、2015年の4月1日時点で認定こども園の数は全国で2,829カ所となり、前年度と比較しても約2倍に増加しているため求人も増加傾向にあります。

認定こども園は、施設により業務が増えることもあるかもしれませんが、二つの資格を活かせる場でもあります。大学・短大を卒業して両方の資格をとったけれど、結局保育園・幼稚園どちらかで働いており、どちらかの資格しか仕事に活かせていないと物足りなさを感じている方は、認定こども園で働くのもひとつの手です!

その他・まとめ

「認定こども園」の事を少しご理解いただけたかと思います。
保育士の資格を生かして幼稚園の教育等に興味がある場合はぜひとも転職エージェントに相談してみると良いと思います。導入されてからまだ日は浅いですが、着実にその園の数が増えているのも事実です。施設等をしっかりそろえる、父兄の対応等も異なりますがやりがいのある職場です。是非、ご検討ください。